【初心者必見】ゲーミングPCと普通のパソコンでは何が違う?基礎知識を解説

ゲーミングPC

ゲーミングPCとは、3Dゲームなどをプレイすることを前提にパーツが組み込まれたゲームに特化したパソコンです。

ゲームしかできないパソコンなのか?となりますが、そんなことはなく、グラフィックボードと呼ばれる機器が搭載されている以外は、普通のパソコンに組み込まれているパーツはほとんど同じで、一つ一つのパーツがハイスペックなものを組み込まれているだけなので、普通のパソコンでできる作業も、もちろん可能です。

「普通のパソコンでは、最近のグラフィックに凝ったゲームなどは重くて動かせないから、グラフィックボードを搭載したり、各パーツをハイスペックにして遊べるようにしたのがゲーミングPC」って覚えてもらえると分かりやすいと思います。

それではゲーミングPCと普通パソコンの各パーツの違いも見て行こうとおもいます。

ゲーミングPCと普通パソコンの違い

比較表ゲーミングPC普通のパソコン
グラフィックボード有り無し
CPUCore i7 以上は欲しい一般的には Core i5 からが多い
メモリ(RAM)16GB以上は必要4~8GB
ストレージSSD+HDDは欲しいSSDは欲しい
電源のワット数目安700W以上150W以上
冷却性能熱を持つので大事そこまで気にしなくても良い
デザイン印象的でカッコイイ(カワイイ)「箱」って感じ
価格高価「最初は20~30万位で検討」安価「5~10万も有れば十分」

グラフィックボードの搭載

ゲーミングPCと呼ばれるパソコンにはグラフィックボードが搭載されているが、普通のパソコンにはグラフィックボードは搭載されていないという点がゲーミングPCと普通のパソコンの大きな違い。

グラフィックボード(グラボ)とは、GPUという3Dグラフィックスの表示を高速にするためにあるチップを付ける(付いてる)ボードのことです。なにそれ?って感じですが、ゲームの映像など次の映像は「これっ」って感じに高速で考え、ゲームをプレイ中にカクカクしないようにスムーズで綺麗な映像を映し出してくれるパーツだと思って下さい。

そのグラフィックボードに搭載されているGPUを作っているのが、NVIDIA社とAMD社という2社で作られています。それぞれの会社で作られているGPUには名前がついていて、NVIDIAは【GeForce】、AMDは【RADEON】という名称があります。一般的には昔からあるGeForceシリーズが多く使用されていますが、性能も同程度でコスト的に安価なRADEONも近年人気になっています。

グラボはゲームをするかた以外にも、ユーチューバーや映像制作、画像編集やイラストレーター、CADなど使った建設業や設計職など、映像や画像を必要とする幅広い方のパソコンにも組み込まれています。画像の出力や、編集した動画を再生できるように書き出す速度を速まります。

CPUの性能差

普通のパソコンよりゲーミングPCに取り付けられているCPUはハイエンドな性能が必要。

CPUとは人間でいうところの脳にあたるところです。各パーツから送られてくる信号を判断したり計算したりと、処理が重いゲームなどには高性能なCPUが必要になります。しかしExcelやWordだけを使用目的とする普通のパソコンなら、正直CPUはなんでも大丈夫って言って良いとおもいます。

CPUは主にインテルやAMDというメーカーがあり、インテル製だと「Intel Core i3~i9」などi3よりi5、i5よりi9と数字が大きい方がハイエンド(性能が良い)になっていきます。またAMD製では「Ryzen 3~9」シリーズとなっていて、3より5、5より9とこちらも数字が大きい方がハイエンドクラスになっています。

電気屋さんとかに置いてある普通のパソコンのCPUなどをみると、インテルなら「Intel Core i5~i7」・AMD製だと「Ryzen 5~7」あたりが並んでいて、十分すぎる性能のパソコンだなと思います。では、ゲーミングPCのCPUはどの位のスペックが必要なのかというと、Core i7以上・Ryzen 7以上は必要になってくると思います。

CPUを選ぶ際に「フォートナイトならCore i5でも動かせる」もしくは「このゲームをやりたいならCore i7にしよう!」などを参考にCPUを選ぶ方もいらっしゃいますが、今後まだまだ発売されていくであろうゲームの事も考えて推奨されているCPUより性能が良いものを選んでほしいと思います。フォートナイトやApexのためだけに高価なゲーミングPCを購入するわけではなく、今後発売されるゲームの事も想定して、予算が許すかぎりハイエンドなCPUを選んだ方が良いと思います。

メモリ(RAM)の容量

ゲーミングPCは16GB以上がオススメ、一般的に使うパソコンであれば4~8GBあれば十分。

メモリ(RAM)とはデータを一時的に保存しておくデバイスで、テーブルや机の広さに例えられる事が多いです。テーブルが広ければ色んなものを広げておくことが可能になるので作業効率がよくなるイメージです。

最近のゲームは重くメモリをたくさん必要とします。さらにDiscordなど音声チャットなどをつなぎながらのプレイだと、メモリ不足になってしまう可能性が高いです。プレイしたいゲームの推奨メモリを検索すると出てくるのですが、それが8GBを推奨していても16GBを選択したり、16GBなら32GBと余裕をもった選択をした方が良いと思います。

またメモリに関しては、事前に使用しているパソコンとの相性などの確認も必要ですが、抜き差しだけの変更(増設)も可能です。予算が厳しい場合には、とりあえず推奨メモリで我慢して、余裕が出来た時に変更しても良いかもしれません。

ストレージ容量の目安

理想はゲーミングPCならM.2 SSD 1TB+SSD2TB、普通のパソコンでもSSD1TB+HDD2TBは欲しい。

ストレージとはデータを保存しておく所です。ゲームを起動する時には、ストレージからソフトのゲームデータ読み込んで始めたり、またセーブデータを保存したり、一般的なソフト(ExcelやWord)などもストレージからプログラムを起動して作業をして、またストレージに保存するといった記憶媒体です。ストレージの速度が早ければパソコンの起動やゲームの読み込みが早くなり、思いデータの保存などもすぐに終わることが可能です。

ストレージには大きくわけて3種類有り分けると下の表のようになります。

  種類M.2 SSDSSDHDD
  速度  高速速い遅い
  発熱  すごく熱くなる    負荷により熱くなる    まあまあ        
  価格  高価普通安い

速度が速いにこしたことはないですがM.2 SSDだと高価になるし熱ももつので、冷却も考えなくてはいけなくなるので注意が必要になります。

最近のゲームは使用するデータの容量が多く、複数のゲームを入れただけで容量がいっぱいなんてことも多くあります。したがって、少なくともメインとする(プログラムを保存)するストレージは頑張って予算を出してでも高速かつ容量の大きなものにすることをおすすめします。

普通のパソコンでもやはり一般的に売られているパソコンをみてもメインのストレージはSSDになってきてる印象があります。予算が厳しい方は、データの保存用のストレージに関しては外部ストレージ(USBや外付けHDDかSSD)にするといった方法もありますので、お財布と相談してみてください。

電源のワット数と消費電力

普通のパソコンと違ってゲーミングPCの消費電力は多い。

パソコンは各種パーツにかかるワット数が有ります。例えばCPUなら100W・グラボは150W・メモリやSSDが100Wと仮定した数字でも加算すると、350Wは必要といった感じで電源ユニットは選ばなくてはなりません。

ゲーミングPCは普通のパソコンと違って、ハイスペックなパーツやグラフィックボードを搭載しているぶん多くの電力が必要になります。ゲーミングPCなら700W以上の電源ユニットは搭載している方が良いとおもいます。

そして一般的なパソコンが50~150Wくらい必要とした時にかかる電気代は、100kWhで1時間あたり2円、1日だと48円、1年17520円かかります。一方ゲーミングPCが700W必要だと仮定して、1時間あたり14円、1日だと336円、一年だと122,640円もかかります。365日ずっとパソコンを付けている人は少ないと思いますが、電気代も考えた電源ユニットの選択が必要ということです。

冷却性能の違い

普通のパソコンを購入する時は気にすることはあまりないが、ゲーミングPCは熱を持つから排熱性能は気をつける。

ゲーミングPCに使われるパーツはハイスペックな物が多く使われるために、各パーツ熱を持ちやすく冷却ファンの数が多いのも特徴です。ケースもアルミニウムなどが多く使われ熱を逃がしやすくなってることもあります。

熱を逃がす方法として、空冷式CPUファン(安くてメンテナンスが少ない)物と、水冷式CPUファン(高価だがCPUを水で冷やし、サイズが小さいためケース内がスッキリする)の2種類がある。水冷式はメンテナンスが大変だったりするため人気な冷却方法は空冷式です。

印象的なデザイン

ゲーミングPCは普通のパソコンとは違った特徴的なデザイン。

今ゲーミングPCが人気なだけあって各メーカー印象的なデザインが多く、見た目がカッコ良かったり、メカニックなスタイルだったり、例えば女性向けに白を基調としたカワイイゲーミングPCまで有り、デスク周りを作っていく楽しみもあると思います。

価格の違い

普通のパソコンに比べゲーミングPCは高価格。

やはりゲームプレイに特化するため、ハイスペックなパーツを使用しているため価格も高価になってきます。

10万円前後のゲーミングPCもありますが、正直スペックはそれなりだなって印象がとれます。可能であれば20万円以上のPCを選ぶことにより、「CPU・グラボ・メモリ・ストレージ」といったパーツも満足できる構成で組めると思います。

予算を決める時に忘れがちなのが、ゲーミングPC以外にも「モニター・マウス・キーボード」も合わせて購入しなくてはいけないので、ゲーミングPCの予算に含めるように検討しましょう。

高額でなかなか手がだせない…ってなると思いますが、ゲーミングPCを販売している各メーカーさんは分割もやっていたりするので公式サイトを一度のぞいて見てお支払いのシュミレーションをしてみるのも良いかもしれません。

例えば20万円のゲーミングPCも24回払いにすると、月々約8300円位の返済で購入することが可能です。あなたの予算から最適なパーツを選ぶことも可能なのがゲーミングPCの楽しみでもありますよ。

ゲーミングPCでどんなゲームができるの?

ゲーミングPCで遊べるゲームジャンル一例

    MMO・RPG    ファイナルファンタジーXIV
  ドラゴンクエスト
  The Witcher3
     FPS・TPS  Call of Duty
  Battle field 2042
  Apex Legends
  PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
  フォートナイト
  シミュレーション    マインクラフト
  Sid Meier’s Civilization
  Cities:Skylines
     アクション  モンスターハンター
  NARAKA:BLADEPOINT
  Grand Theft Auto
    ホラー  バイオハザード
  Dead by Daylight
  Outlast

家庭用ゲーム機で発売されているゲームはほとんどあります。他にもたくさんのジャンルやゲームタイトルが豊富で、なにからプレイするか悩んで時間が過ぎてしまうほどです。あなたがプレイしたいタイトルも必ず有るはずです。

オンラインパソコン用ゲーム販売店

オンラインパソコン用のゲームソフトを販売しているゆうめいな所で【steam】と【origin】があります。

【steam】は全世界のユーザーに人気で、莫大なゲーム数が有ります。ゲームジャンルも豊富でとりあえずゲーミングPCを買ったらインストールしておくこと間違いなしです!人気のゲームならほぼ確実にあるので利用した方が良いです。またゲームの購入もクレジット払いだけではなく、コンビニ払いも有るため学生でも利用可能です。

【origin】も【steam】と同じく人気のゲームプラットフォームです。セールやキャンペーンも頻繁にしていて、定期的に覗いて見てるとお得にプレイすることも可能です。人気タイトルも多くユーザーを満足させること間違いないです。支払い方法はクレジットカードやPayPayなどとなっています。

普通のPCではゲームはできない?

普通のパソコンでも一部ゲームは出来るが、ゲーミングPCと比べると圧倒的に動作やグラフィックの面で劣る。

やはりグラボを搭載していないパソコンではゲームの動作に大きく差が生まれます。例えばグラボがないパソコンでFPSやTPSをプレイすると映像処理などが追い付かず、カクカクしてもしかしたら途中で落ちてしまう可能性があります。もちろん性能によりますがゲーミングPCのように、グラボが有るだけでヌルヌルした快適プレイが可能になります。

家庭用ゲーム機ではダメ?

家庭用ゲーム機なら快適にプレイが出来て配置にも困らない。しかしゲーム機ごとに出来るタイトルが決まっているため、複数のゲーム機が必要になってしまう。

家庭用ゲーム機もゲームをするためのハードですので、ヌルヌルプレイは可能になります、またコントローラーが主流なので、PCで操作するキーマウ(キーボード・マウス)が苦手な方や初心者の方には、コントローラーのゲーム機の方が良いという方も多いと思います。

ただゲーミングPCでもUSBにさすだけで簡単に使えるコントローラも有るので、キーマウを覚えるまではコントローラを使っても良いと思います。実際に私も最初はなかなかキーマウが使えなくて、コントローラでゲームをしながら、少しづつ慣れて行ったって感じです。

また、家庭用のゲーム機なら置く場所に困らないですが(使用する時だけ出しても良い)、ゲーミングPCはデスクトップが主流ということもあり、一度配置を決めるとそこでしかプレイできない状況になってしまいます。

ゲーム以外でも使える?

ゲーミングPCという名称からゲームしか出来ないと思われる時もあるが、基本的には普通のパソコンよりハイスペックなパーツを搭載しているため、ゲーム以外のことにも可能。

普通のパソコンよりも高性能なため一般的な仕事で行うような作業はもちろん可能で、高い処理能力を活かし仕事の速さなど生産性の向上にも向いていると思います。またゲーミングPCなら、CADの使用・動画配信・動画編集・画像編集などにも使用可能で多岐にわたるビジネスでも活躍の場が広がります。

まとめ

普通のパソコンと違ってゲーミングPCはゲームに特化したパソコンです。一般的なパソコンよりも高性能なパーツが搭載されているため高価にはなってくるが、ゲームをプレイしている時のヌルヌル感はゲーミングPCを買うことに悩んでいた時間が勿体ないくらいに思えるほどです。

ゲーム以外の用途にも高性能の能力は発揮するため、ビジネスシーンやクリエイティブな場面でも約にたちます。あなたの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

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